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rawa連ブログ

RAWA(アフガニスタン女性革命協会)の支援&連帯団体、「RAWAと連帯する会」による、お知らせ、ご案内、催し物情報等を随時掲載します。ホームページは http://rawajp.org/

日本語訳「ヘワド高校が引っ越しを余儀なくされました」

オーストラリアのRAWA支援団体、SAWA経由で届いたRAWAからのメッセージを
RAWA連が翻訳しました。

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「ヘワド高校が引っ越しを余儀なくされました」

パキスタンのタリバン勢力は共学の学校を爆破すると脅しています。
ヘワド高校の近所の住民は学校への攻撃は自分たちを危険に巻き込む
という心配から、ヘワド高校を閉鎖するか、男女別々の席で授業を
受けさせろ、と求めてきました。しかしRAWAとしては他の学校の
ようにタリバンの脅しに屈することは断じて出来ず、その結果、近
所の人々は警察に我々のことを報告しました。

イスラマバードのアフガン大使館は通常ならばそのような状況にある
学校を保護するのですが、ヘワド高校は大使館に正式に届けられた
学校であるにも拘わらず、今回は援助してくれません。RAWAの学校
は必ずしも、大使館の指示に従っているとは言えず、大使館側は援助
を渋っています。過去に学校内にカルザイとアーミド・シャー・マス
ードの写真を掲げろ、そして4月28日を「勝利の日」として祝えと
言ってきたときに断ったことがあるからです。大使館は我々の学校を
正規の学校としての登録から抹消させると脅してきました。

[カーブルを破壊し、何千人もの人々の命を奪った、1992-1996の
内戦の始まりである1992年4月28日の重大性については http:
//www.rawa.org/events/apr28-07_photos.htm.を参照して下さい。]

パキスタン警察は我々が住宅地から他の場所に移るためにたった2日
しか猶予を与えませんでした。最終的には、学校用の建物を探し、
引っ越しするために一週間を与えられましたが、その間学校は休校を
余儀なくされました。

最近警察はアフガン人に対し、厳しくあたっています。警察はしっかり
任務を遂行し、「テロ行為」に関わった人間を逮捕しているのだと言っ
て、何の罪もないアフガン難民を逮捕しています。誰もが、パキスタン
各地で見られる自爆攻撃はアフガン人によるものではないと知っている
のに、警察は今だに難癖をつけて難民を困らせています。

このようなことは我々にとって大変な問題であり、また対処するには
費用がかかります。新しい場所を探した結果、幸い適切な建物を見つけ
ることが出来ましたが、賃貸料がいままでのところより非常に高くな
ってしまいました。残念ながら、この高い賃貸料を払わざるを得ず、
その上、不動産会社への手数料として半月分の家賃と引っ越し費用が
必要となります。
学校はここ数日休校となっていまして、この休校状態は引っ越しが完全
に終了するまで続くことになります。また、タリバンの攻撃から守るた
めに警備体制を整えなければなりません。このごろはパキスタンの金持
ちの学校は警察によって公式に警備されていますが、難民の学校や貧し
いパキスタン人には政府による警備手段が取られることはありません。

我々はアフガニスタンにおいてもパキスタンにおいてもこのような状況
には慣れてはいますけれど、我々の状況をぜひあなた方に知って戴きた
かったのです。

(日本語訳:高田道子@RAWA連)

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Zindabad 9号準備中!

Zindabad9号を準備中です。

いつも仕事が遅いとほほな編集担当(わたし)。


2008年春のスタディツアー報告号ですので、乞うご期待!!

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今年もパキスタンへスタディツアーを計画しています


RAWAとRAWA連のサポーターのみなさま

春が近づいてきましたね。さくらもだんだんつぼみがふくらんできて、
月末の開花が愉しみです。


今年も4月末から5月はじめにかけて、RAWAと連帯する会の
パキスタンスタディツアーを実施します。


みなさんご存じのとおり、目下パキスタン情勢は不安定です。
先日もイスラマバードのレストランで爆破事件が起こり、日本人も
負傷したとのニュースを読みました。

今回は安全には充分配慮したうえで、リピーター中心の少人数の
ツアーになります。たぶん6人か7人でしょう。
日パ旅行社とも連絡を取っていて、日本人専用のゲストハウスに
泊まり、欧米人が好む店や雑踏の市場などはなるべく避けて
RAWAと話し合い、RAWAの状況を見聞きする旅になる予定です。
引っ越ししたヘワド高校はどうなっているのか、運営資金は滞って
いないか、ケーワキャンプの現状は?など見てくることろは
たくさんあります。

昨年末から選挙にからんで(ブット暗殺もありましたし)情勢不安が
あったため、ツアー参加者を募集する広報は控えてきました。
ようやく受け入れの日パ旅行社から、「受け入れます。しかし安全は
金で解決する心づもりで来てください。」という連絡をもらったため、
まずはここで決断しました。

出発までの今後一月のあいだは、ムシャラフ大統領の求心力の低下による
軍の士気の低下、過激派と軍の反米派との癒着などによる不安定等から
ツアーを行うか、引き続き最終的な判断は直前まで行う予定です。

私たちはアフガニスタンの女性団体の支援をしているのに、
隣国パキスタンの政情不安で右往左往するとは、本末転倒です。
今年は残念ですが、新しい参加者の募集を積極的にせず、RAWAの
現状確認を一番の目的として、行ってきます。

また今後の判断をみなさまにお伝えする予定ですし、帰国後の
報告会などでお目にかかれればと思います。


RAWAと連帯する会事務局


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RAWAが祝う国際女性デー in ヘワド高校

3月8日の女性デーを、今年もRAWAはパキスタン、ラワルピンディのヘワド高校でセレモニーをしたと連絡を受け、写真を送ってくれました。

07年に日本から行ったわたしたちが共に祝ったあの校舎とは変わっているはずですが、同じように明るい屋上のような場所のようです。
去年はひのまる(!!。思いっきり、それはイヤダと言いたかったけど、できなかった、です。)が乱舞していました。
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RAWAのホームページ


RAWAの声明のRAWA連訳が、RAWAのホームページで
紹介されています。

RAWAのホームページ
rawa

アフガン人ジャーナリスト釈放について
http://rawa.org/events/parwiz_jp.htm

国際人権デーの声明
http://rawa.org/events/dec10-07_jp.htm

(注)どちらも_jpをとると、英文の声明に変わります。
   どうもまだうまくリンクが張れていないようですね。

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